6年生〔TRY〕 チャレンジする気持ち

~自分で自分を成長させていく子ども~

 

 

いよいよ始まる教育実習期間。それに先立ち,実習の先生方の着任式が行われました。

迎える側としての最高学年,6年生「TRY」が児童代表の言葉を担当することになりました。

今回は代表を決めるにあたって,卒業式や入学式の代表挨拶のオーディションに参加し,惜しくも代表になれなかった子たちに声をかけることにしました。運動会直後の時間のない中ではありましたが,その呼びかけに数人の子が立候補しました。土日の2日間で話す内容を整理し,挨拶を考えて再びオーディションに参加しました。

 

 

代表は一人ということもあって,残念ながら選ばれなかった子もいましたが,代表者が決まると,参加したみんなが選ばれた子に「頑張ってね。」と笑顔で声をかけていました。きっと自分が代表で挨拶をしたかったに違いありません。でも,選ばれなかったことの悔しさや苦しさを知っているからこそ,選ばれたことのうれしさも同じように喜んであげられたのではないかと思いました。

 

 

 

 

 

選ぶ教師の側としても,声をかけておきながら実際には選んであげられないことが多いことに心苦しくなることがよくあります。でも,一度選ばれなかったことであきらめるのではなく,奮い立ってもう一度チャレンジしてほしいと願っています。

 

 

代表の言葉や指揮者・伴奏者など様々な活動においてオーディションが行われていますが,立候補することは結構エネルギーのいることだと思います。代表になってその活動をやり遂げることで自信をつけたり達成感を感じるよさもありますが,代表になれなかった時は,やはり少なからず落ち込んだり自信を無くしたりすることがあるでしょう。しかし,大切なのは選ばれたり代表になったりすることではなく,自分も「やってみよう。」とチャレンジすることだと思います。その一歩を踏み出すことで得られるものは,人それぞれなのかもしれませんが,踏み出さずには得ることはできません。

 

 

私たち教師も常々意識していることですが,代表になったことや選ばれたことを価値づけるのではなく,それを目指してチャレンジする気持ちや責任を持ってやりきろうと努力する姿を価値づけることを大切にしています。

 

 

どんな世界でもそうですが選ばれたり選ばればかったりは,実力も必要ですが,その時の状況や運・不運に影響されることもあります。一度の結果で一喜一憂して終わるのではなく,常に前向きな姿勢で活動し自分を高める機会にしていくことが,自分の成長につながると思います。このような厳しい場を何度も経験することで,自信を持ったり意欲が高まることも多いです。同時に挫折を感じることで,もっと自分と向き合ったり,相手の苦しみに共感できたり,視野が広がったりするそんな姿をよく目にします。

 

 


 

 

6年生のこの時期は,気持ちの揺れも大きくなる時期です。ともすれば周りが見えなくなったり,自分のことだけで精いっぱいになったりして,不安を感じることがよくあります。だからこそ単純な結果だけにとらわれるのではなく,その過程を価値づけたり,揺れる気持ちに寄り添っていくことが必要になってきます。どんな結果であってもTRYの素直な気持ちやひたむきな姿を大切にすることは,教師や保護者はもちろん,TRY一人一人も大切にしてほしいと考えています。

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